独学で二級建築士資格取得を目指す! -耐震改修工事-
耐震診断
耐震診断法☆☆☆☆
耐震診断には1~3次診断まであり、次数があがるほど精度が上がる。
建築物の形状の複雑さや剛性のアンバランスな分布などが耐震性能に及ぼす影響を評価するための形状指標を算出する。
第1次診断法(壁)
壁の耐力を簡易的に評価する。
第2次診断法(壁・柱)
壁・柱の耐力と変形能力を考慮して算出する。
第3次診断法(壁・柱・梁)
壁・柱・梁の耐力と変形能力なども考慮する詳細な診断。
木造の耐震診断
既存の木造住宅の耐震診断法における一般診断法
「壁や柱の耐力」に「耐力要素の配置などによる低減係数」と「劣化度による低減係数」を乗じて、当該住宅が保有する耐力を算定する。
耐震性の向上
建築物の最上階又は最上階から複数階を撤去する改修は、建築物の重量を低減できるので、耐震性の向上に有効☆☆
既存の耐震壁の開口部をふさぐこと、壁厚を増すことは、強度抵抗型の補強に適している☆
耐震補強
耐震スリット☆☆☆☆
細い隙間で、短柱と腰壁などを切り離す構造目地。
耐震設計で考慮されていなかった既存の鉄筋コンクリート壁が、柱や架構に悪影響を及ぼし耐震性能を低下させることを防止するために設ける。
耐震スリットを設けることにより、せん断破壊型の柱を曲げ破壊型に改善する。
増打ち壁
既存壁の壁厚を増打ちして補強する。
鉄骨ブレース
鉄骨で組まれた補強材(ブレース)を使って耐震補強する。
耐震壁の増設工事
あと施工アンカーを用いる場合、コンクリートの割裂防止のため、アンカー筋の周辺にスパイラル筋を設けることが有効☆☆☆
柱の補強(靭性補強)
柱の周りに鋼板や炭素繊維シートなどを巻くことで柱の靭性を高める☆☆☆☆
×柱の「曲げ耐力」を高める
免震構造
建物と基礎の間に免震層を設け、地震による水平動が直接建物に伝わらないようにした構造。
柱や壁などに手を加えたくない歴史的な建築物の耐震改修では、建築物を維持するため、免震構造を採用する。
まとめ
毎年出るわけではないが、出題のされ方は(今のところ)決まっているので、出たらラッキーくらいで。
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耐震診断法☆☆☆☆
・第1次診断法(壁)
・第2次診断法(壁・柱)
・第3次診断法(壁・柱・梁) - 柱の周りに鋼板や炭素繊維シートなどを巻くことで柱の靭性を高める☆☆☆☆
- 耐震スリットは、せん断破壊型の柱を曲げ破壊型に改善する。