独学で二級建築士資格取得を目指す! -鉄筋コンクリート(配筋・継手)-
コンクリート・鉄筋
主筋
- 柱の出隅部分に設ける主筋は異形鉄筋を用いる場合でも、柱・梁の出隅部分等にフックを設けなければならない☆
×直線定着としてもよい - ラーメン構造の中間階における内柱の柱梁接合部において、大梁主筋を通し柱とする場合は、接合部内で大梁主筋の付着応力度の検討が必要がある☆☆☆
- 最上階のL型接合部において、上端筋を柱内に定着する場合は、水平部分は定着長さには含まないで鉛直部分を定着長さとする。
はりの主筋を柱へ定着させる場合
柱せいの3/4倍以上飲み込ませてから90°折り曲げる。
折り曲げない場合は、柱をまたいで通すか、所要の定着長さをとって梁内に定着する。
圧縮鉄筋
圧縮側に配置した、圧縮力を受ける鉄筋。
- 梁の圧縮鉄筋は、長期荷重によるクリープたわみの抑制や地震時における靭性の確保に有効。
⇒ 主要な梁は全スパンにわたって複筋梁(圧縮側、引張側に主筋を配置した梁)とする☆☆☆☆
帯筋
- 帯筋の末端部のフックは135°以上折り曲げて定着させる☆☆☆☆
(または、相互に溶接する) - 柱の帯筋は、「せん断補強」「内部のコンクリートの拘束」及び「主筋の座屈防止」に有効☆☆
※帯筋・あばら筋は「せん断ひび割れの発生」を抑制するものではない。
柱梁接合部内の帯筋の間隔☆☆☆
- 150㎜以下、かつ、その接合部に隣接する柱の帯筋間隔の1.5倍以下とする。
床スラブ
- スラブの短辺方向の鉄筋量は、長辺方向の鉄筋量に比べて多くなる。
- 周辺固定とみなせる長方形スラブが等分布荷重を受ける場合、生じる応力から必要となるスラブの配筋は、両端の上端配筋量のほうが、中央の下端配筋量より多くなる。
割合・比率
面積の割合
- 柱のコンクリート全断面積に対する主筋全断面積の割合(主筋比Pg):0.8%以上☆☆☆☆
主筋比Pg=(主筋の全断面積/柱の全断面積)×100% - 床スラブ各方向の全幅について、コンクリート全断面積に対する鉄筋全断面積の割合:0.2%以上☆☆☆☆
せん断補強筋比(帯筋比・あばら筋比)
- 柱梁接合部内の帯筋比(せん断補強筋比):0.2%以上☆☆☆☆☆☆
- 袖壁付き柱:0.3%以上
- 梁のあばら筋比(せん断補強筋比):0.2%以上☆☆☆
- 耐震壁の壁板:0.25%以上(縦筋、横筋共)
- 耐震壁の開口に近接する柱:0.4%以上(開口端から柱端までの距離が300㎜未満)☆
帯筋比(Pw)☆☆☆☆☆
Pw=aw/bx
- aw:1組の帯筋の断面積
「aw=帯筋1本の断面積」とする場合は、帯筋の本数を乗ずる。
(以下の場合は、2aw)- b:地震力の方向に面している柱の幅
- x:帯筋の間隔
継手
鉄筋の継手は、「応力の小さい箇所」で「常時コンクリートに圧縮応力が生じている部分」に設ける☆☆☆☆
継手の位置のずらし方
継手は同じ個所に集中しないようにずらす。
- 重ね継手:継手長さの0.5倍以上ずらす。
- ガス圧接接手:400㎜以上ずらす。
×継手行は同じ高さに設ける
柱主筋の継手位置☆
梁上端から上方に向かって、500㎜以上、1,500㎜以下かつ柱の内法高さの3/4以下。

大梁の継手位置☆
梁の上端は、梁端から梁の中央に向かって、柱の躯体表面から大梁の内法長さの1/2以内とする。
梁の下端は、柱の躯体表面から大梁の梁せいの分だけ離れたところから、内法長さの1/4以内とする。
出典:ConCom | コンテンツ 現場監理の達人 | 集合住宅編 第8回 鉄筋工事-3
重ね継手
- 径の異なる鉄筋の重ね継手の長さは、細いほうの鉄筋の径(呼び名の数値)を基準として算出する☆
- D35以上の異形鉄筋は、重ね継手は用いない☆☆☆☆☆☆☆
- フック付き重ね継手の長さは、鉄筋相互の折り曲げ開始点間の距離とする☆☆☆
(フック部は継手長さに含めない)
×フックの最外端間の距離とする - スパイラル筋の末端を重ね継手とする場合は、フック付きとする。
- 帯筋に用いるスパイラル筋の重ね継手の端末に90°フックを設ける場合、余長は鉄筋の径の12倍以上とする。
ガス圧接接手
- ガス圧接が可能な鉄筋相互の径(呼び名の数値)の差は7㎜以内☆☆☆☆☆
(7㎜を超える場合は、ガス圧接接手を設けてはならない) - 同一種類の鉄筋において、圧接の性能に支障がないことを確認できれば、銘柄の異なる鉄筋相互の継手をガス圧接接手としてもよい。
- 鉄筋の機械式接手については、構造計算の方法及び継手の使用箇所に応じて、継手部分の強度・剛性・靭性等に基づく継手性能の分類に従って使用することができる。
- 圧接個所は鉄筋の直線部とし、曲げ加工部及びその付近は避ける。
まとめ
帯筋比(Pw)の計算の仕方をチェック!
「柱主筋の継手位置」「大梁主筋の継手位置」もチェック!
- 柱梁接合部内の帯筋の間隔☆☆☆
150㎜以下、かつ、その接合部に隣接する柱の帯筋間隔の1.5倍以下とする。 - 帯筋の末端部のフックは135°以上折り曲げて定着させる☆☆☆☆
- D35以上の異形鉄筋は、重ね継手は用いない☆☆☆☆☆☆☆
- ガス圧接が可能な鉄筋相互の径(呼び名の数値)の差は7㎜以内☆☆☆☆☆
(7㎜を超える場合は、ガス圧接接手を設けてはならない)

