アスファルト舗装
アスファルト舗装とは、表層・基層・路盤・路床の4層で構築され、表層・基層にアスファルト混合物が用いられる。
アスファルト舗装は、交通荷重及び温度変化に対してたわみ変形する。
アスファルト舗装の表層から路盤までの厚さは、路床土の設計CBRの値が大きいほど薄くできる。
CBR:路床、路盤の支持力を表す指標
表層
最上部にある層。
交通荷重による摩耗とせん断力に抵抗し、平坦ですべりにくい走行性を確保する役割を持っている☆
基層
アスファルト混合物層。
上層から伝達された交通荷重をさらに分散して下層に伝達する。
路盤
舗装路面に作用する荷重を分散させて路床に伝える役割を持つ☆
下層路盤には安価なクラッシャラン(岩石を割り砕いたままで、ふるい分けをしていない砕石)を使用するのが一般的。
路床(ろしょう)
最下層の部分で、最後に荷重を受け持つ役割。
地盤が軟弱な場合を除いて、現地盤の土をそのまま十分に締め固める。
コート類
シールコート
表層の上に用いられ、アスファルト表層の劣化防止及び耐水性の向上を目的とする。
タックコート
基層と表層を密着し、一体化する役割を持つ。
プライムコート
路盤の仕上がり面を保護し、路盤と基層との接着性を向上させる役割を持つ☆
×プライムコートは、路床の仕上がり面を保護し、路床と路盤との接着性を向上させる役割を持っている。
コンクリート舗装
コンクリート舗装に用いるコンクリートのスランプ(柔らかさ)の値は、一般の建築物に用いるものより小さい。⇒ コンクリート舗装の方が固い
・コンクリート舗装:8㎝
・一般の建築物:15~21㎝
ポイント
各層とコート類の順番を覚えること。
参考テキスト
写真、イラストが多く、僕的には非常にわかりやすいオススメの一冊です。