用語
色温度☆☆☆☆☆☆
黒体(炭等)を加熱したときの色と比較し、色が一致したときの黒体の温度を光源の色として表わす、光の色をあらわすための尺度。
色温度の低い光源を用いると、暖かみのある雰囲気となる☆☆☆☆☆
グレア☆☆☆☆
「まぶしさ」視野内の高輝度の部分や極端な輝度対比などによって、対象の見やすさが損なわれる。
目の疲労を防ぐために、グレアを低減させ、視野内の輝度分布が、ある程度均一となるように配慮する☆
拡散パネル又はルーバーなどを装着した照明器具は、グレアの防止に有効。
執務空間の照明計画は、作業面の照度だけでなく、グレアも考慮する必要がある。
反射グレア
視対象そのおものや視対象の方向のショーウィンドウなどに、木戸の高い部分が正反射して生じるグレア。
光束法による照度計算(照明計画)☆☆☆☆☆☆
天井面や壁面等の光の反射率を考慮する☆
光束法によって全般照明の照度計画を行う場合、設置直後の照度は、設定照度以上となる☆☆
光束法
部屋の寸法や反射率、器具台数、ランプ光束などの数値を利用して、床面に降り注ぐ光束の量を計算して、その計算面の平均の照度を算出する計算方法。
光束:lm(ルーメン)
単位時間あたりに流れる光のエネルギー量。
光源から放射されるエネルギーを、人間の目の感度特性で重みづけした測光量。
光束法による平均照度の求め方
平均照度E=FNUM/A
F:ランプ光束
N:器具台数
U:照明率
M:保守率
A:作業面面積
照明率
光源から発する光のうち、作業面に入射する光束の割合。
「室指数」「室内反射率」「照明器具の効率」が大きいほど高くなる。
室指数
部屋形状が照度に与える影響を数値化したもの。
直接照度
光源または照明器具からの直接光だけによって得られる照度。
天光源による直接照度は、光源からの直接距離の2乗に反比例する☆☆
初期照度補正制御(適正照明維持制御)
照明の点灯初期の余分な明るさを調光により節約し、省エネを図る機能。
明るさを一定に保つ効果がある。
演色性
物体色の見え方に変化を起こす光源の性質。
照度方式
直接照明
光源からの直接交で照らす照明。
間接照明
光を壁や天井で反射させて照らす照明。
陰影がはっきりせず、柔らかい光となる。
昼光照明
自然光も照明として活用すること。
明るさの変動はあるが、省エネルギーに寄与するため、特に大空間においては、効果的な計画が必要となる。
タスク・アンビエント照明
環境照明は「全般照明」、作業場所は「局部照明」で行う併用方式☆☆
×タスク・アンビエント照明は、ある特定の部分だけを照明する方式である。
全般照明の照度は、局部照明の照度の1/10以上とすることが望ましい。
昼光利用制御
設計照度を得るために、室内に入る自然光に応じて、照明器具を自動的に調光する方式☆☆
省エネルギーのための照明制御システムの手法
- タイムスケジュール制御
- 明るさセンサによる制御
- 熱線センサによる制御
- 調光センサ制御
- 施錠連動制御
照明設備
白熱電球
演色性が高く、寿命は短い。
価格は安く、消費電力は大きい。
蛍光ランプ
演色性が高く、寿命は長い。
白球電球に比べて、熱放射が少ない。
ダウンライト
天井に埋め込まれる小型で狭配光の照明器具。
光天井照明
天井内に光源を配置し、天井面に乳白色のガラスなどを張り天井全体を発行させる照明。
発光ダイオード(LEDランプ)
電流を流すと発光する半導体素子であり、熱放射、消費電力が少なく寿命が長い☆☆
人感センサーと連動させた照明用器具
給湯室や便所に用い、照明の消し忘れを防ぎ、省エネルギー効果が期待できる☆☆
推奨照度
住宅の居間:150~300lx
寝室における読書時:300~750lx
細かい視作業:1,000lx☆
まとめ
- 電気設備、 光と色彩の分野と組み合わせで出題されることがある。
- 2年に1回くらいの出題頻度?(電気設備の方がよく出題されるイメージ)