高齢者、身体障がい者などへの配慮
高齢者の作業領域の照度は基準の2倍にする☆☆☆
⇒ 洗面台、食卓の照度は一般的に300~500lxなので、600~1,000lx程度とする
浴槽の縁の高さ400㎜、深さ550㎜
松葉杖使用者を配慮した廊下の幅:120㎝以上☆
高齢者は黄色が判別しにくいため、白地に黄色の避難路の見取図は見えにくい。
弱視者や色弱者は黒色の下地に濃い赤色は見えにくい。
手摺
直径:3.5㎝
手すりと壁面のあき寸法:40㎜
高さ:750㎜
上下2段に設置する手すりの高さ:800㎜と600㎜
階段の手すりの端部は上下階で水平に300~500㎜延ばし、壁面側に曲げる☆☆☆
手すりを両側に設置する余裕がない場合は利き手側に設置する。
階段
勾配:6/7以下
視覚障がい者に配慮し、階段の手前30㎝の床上に点状ブロックを敷設☆
ノンスリップ(滑り止め)は、踏面と同一面とする。
住宅の室内階段の蹴込み寸法は30㎜以下(公共施設等では20㎜以下)
車いす利用者への配慮
車いす使用者の手の届く高さは130㎝程度。
⇒ エレベーターの操作ボタン等が130㎝以上にあると高すぎる!
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廊下
車いす2台がすれ違う有効幅は180㎝以上
キックプレート(保護板)の高さ:35㎝☆☆☆☆☆
傾斜路(スロープ)
勾配:1/12以下(高低差が160㎜以下の場合には1/8)☆☆☆☆☆
車いす用の傾斜路の幅:原則120㎝以上
屋内階段が併設されている傾斜路の幅:90㎝以上☆☆☆
屋外の踊場の踏幅:150㎝(高さ75㎝ごとに設ける)☆☆☆☆☆
手すり
勾配が1/12を超える、又は高低差が16㎝を超える傾斜がある部分には手すりを設ける必要がある。
エレベーター
操作ボタンの高さ:100㎝(車いす使用者の手の届く高さは130㎝程度)☆☆☆
乗降ロビー:150㎝ × 150㎝以上
幅140㎝以上
奥行135㎝以上
出入口80㎝以上
カウンター
上端の高さ:70㎝程度☆☆☆☆
クリアランス(空間):高さ60㎝、奥行き45㎝☆☆☆☆
キッチンの収納棚
最下段:床面から30㎝以上
最上段:床面から120㎝以下
収納棚全体の高さ:150㎝以下
⇒ 収納棚を、床面からの高さ45㎝~110㎝の範囲に設けた。
便所
出入口の有効幅:80㎝以上☆☆☆
便座の高さ:40~45㎝(一般の便座は36~38㎝)
横型手すりに比べて、縦型手すりは細くする。
多機能便房:200㎝ × 200㎝
駐車場
身体障碍者に配慮した駐車スペースの設置台数は2%以上が望ましい。
車いす使用者が利用する小型乗用車1台当たりの駐車スペース
幅350㎝(乗降140、車体210)、奥行600㎝☆☆☆☆☆
その他
コンセントの高さ:40㎝以上☆☆☆☆
電灯の壁付きスイッチ:900㎜(車いす使用者の手の届く高さは130㎝程度)
ベッドの高さ:45㎝(車いすの座面の高さと同じ)
外開き扉の玄関ポーチの場合、引手方向に扉幅に200㎝加えたスペースを設ける。
所要床面積
保育所の保育室:1.98㎡/人☆☆☆☆
保育所のほふく室(乳幼児がハイハイするための部屋):3.3㎥/人☆
病室:6.4㎡/人☆☆☆☆(小児病室は2/3)
特別養護老人ホーム:10.65㎡/人☆☆☆
小学校の普通教室:1.5~1.8㎡/人 ☆
図書館:2~3㎡/人
事務所:5~15㎡/人
映画館:0.5~0.7㎡/人
機械式立体駐車場:15㎥/台
ツインベッドのある寝室:13㎡以上
設計寸法
駐輪場
勾配:1/4以下
自転車の駐車スペース:600㎜ × 1,900㎜☆☆☆☆
駐車場
勾配:1/6以下(高さ1mにつき水平距離が6m必要)☆☆☆☆
傾斜路の始まりと終わりを緩和勾配とし、本勾配の1/2とする。
駐車所要面積:直角駐車形式 < 60度駐車形式
片側通行:3.5m以上
両側通行:5.5m以上
食卓
食卓の高さ:700~750㎜
椅子の高さ(大人用):400~450㎜
椅子の高さ(子供用):500~550㎜
劇場
座席の幅:550㎜
前後間隔:1,000㎜
便所(ベビーカー)
100㎝×250以上
(または140㎝×160㎝以上)
乳幼児連れの親子が、ベビーカーを折りたたまずに利用することを考慮した寸法。
その他
エレベーター:一人70㎏で計算
病室のベッドの左右のあき寸法:750㎜以上☆
ストール型小便器の間隔:800㎜
飲食店の立位で食事のカウンターの高さ:1,000㎜☆
エスカレーターの勾配:1/2(30度以下)
歩行者用傾斜路の勾配:1/8以下
流し台の前面に出窓を設ける場合の手前から出窓までの距離:800㎜以内
まとめ
- 「床面」からではなく「座面」からの高さという、いやらしい問題もあるので注意。
- 車いすのサイズと可動範囲を考えると解けるかもや?
ザ・暗記!な分野ですw 苦手すぎて吐き気がする…
この回はまとめるのもかなり苦労しました。
でも、とにかく全部覚えるのは無理な気がするので、☆がある項目(過去複数回出題されたもの)を中心に表でまとめてみたら、なんとなくのサイズ感が想像できたような気もする。どうですかね?
所要面積
映画館 | 0.5~0.7㎥/人 |
小学校の普通教室 | 1.5~1.8㎥/人 |
保育所の保育室 | 1.98㎥/人 |
図書館 | 2~3㎥/人 |
事務所 | 5~15㎥/人 |
病室 | 6.4㎥/人(小児病室は2/3) |
特別養護老人ホーム | 10.65㎥/人 |
劇場の座席幅 | 55㎝×100㎝ |
自転車の駐車スペース | 60㎝×190㎝ |
車いす使用乗降スペース | 350㎝×600㎝ |
機械式立体駐車場 | 15㎥/台 |
勾配
高齢者使用の階段 | 6/7以下 |
エスカレーター | 1/2(30度以下) |
駐輪場 | 1/4以下 |
駐車場 | 1/6以下 |
歩行者用傾斜路 | 1/8以下 |
車いす用傾斜路 |
1/12以下 高さ75㎝ごとに150㎝の踊場 |
車いす用設計寸法
キックプレート | 35㎝ |
コンセント | 40㎝ |
便器 | 40~45㎝ |
ベッド | 45㎝ |
収納棚 | 45~110㎝ |
カウンターのクリアランス | 60㎝(奥行45㎝) |
カウンター | 70㎝ |
電灯の壁付きスイッチ | 90㎝ |
エレベーターの操作ボタン | 100㎝ |
出入口の有効幅 | 80㎝ |
傾斜路の幅 | 120㎝ |
傾斜路の踊場の踏み幅 | 150㎝ |
車いす2台がすれ違う幅 | 180㎝ |
エレベーターの昇降ロビー | 150㎝×150㎝以上 |
車いす使用乗降スペース | 350㎝×600㎝ |
その他設計寸法
手すりの高さ | 750㎜ |
上下2段の手すりの高さ | 600㎜、800㎜ |
立食カウンターの高さ | 1,000㎜ |
病室ベッド左右の空き寸法 | 750㎜ |
松葉杖使用者廊下の幅 | 1200㎜ |