基礎工事
建物や構造物を支える土台(基礎)を設置するための作業。
べた基礎
床下全体をコンクリートで覆った基礎。
- 地面から基礎の立上り部分の上端までの高さは400mm以上とする☆
- べた基礎の底盤には、雨水を排水するために、適切な位置に水抜き孔を設け、工事完成後にふさぐ。
出典:【図解ガイド】基礎工事とは?種類や工程もすべてご紹介 - さくら事務所
布基礎
主な柱や壁下に連続して設置した基礎。
- 立上りの厚さ:150㎜以上とし、セパレーターを用いて型枠の幅を固定する☆☆☆
- 地面から基礎上端までの高さ:400㎜以上
- 根入れ深さ:240㎜以上
- 底盤:厚さ150㎜以上、幅450mm以上☆
- 底盤部分の主筋はD10以上、間隔300㎜以下☆☆☆☆☆
- 柱脚部の短期許容応力が25kN以下のホールダウン専用アンカーボルトのコンクリート基礎への埋め込み長さは、360mm以上とする☆☆☆☆
- 木造2階建ての基礎におけるアンカーボルトの埋込み位置は、隅角部及び土台の継手位置付近とし、その他の部分は間隔2.7m以内とする。
出典:【図解ガイド】基礎工事とは?種類や工程もすべてご紹介 - さくら事務所
セパレーター
型枠の間隔を一定に保つための金物。
天端ならし☆
基礎の天端(上端)を水平にするために、モルタルで平らにすること。
遣方(やりかた)を基準にして陸墨(ろくずみ)を出し、調合が容積比でセメント1:砂3のモルタルを水平に塗り付ける。
布基礎の床下防湿措置
ポリエチレンフィルムは、床下地面全面に厚さ0.1㎜以上、重ね幅150㎜以上で敷き詰める☆
床下防湿措置で防湿用のコンクリートを施工する場合は、床下地面を盛り土し十分に突き固めた後、床下地面全面に厚さ60mmのコンクリートを打設する。
締固め
割栗地業(わりぐりじぎょう)の場合
(根切り底に割栗石を敷き詰めて、締め固める地業)
⇒ ランマー3回突き以上
砂利地業の場合
(根切り底に砂利などを敷き詰めて、締め固める地業)
⇒ ソイルコンパクター2回締め以上、又は、振動ローラー締め
その他
防湿層(床下防湿措置)
断熱材がある土間スラブにおいて、防湿層の位置は、断熱材の真下とする。
(地盤からの湿気を防ぐため)
ねこ土台(床下換気措置)
コンクリート基礎の立ち上がりと土台(木材)の間に「基礎パッキン」を挟んで土台を浮かせて、床下換気措置を行う方法。
外周部の土台の全周にわたって、1m当たり有効面積75㎠以上の換気孔を設ける☆☆☆
(基礎と土台のと間の狭いところで使うことが「ねこ」の由来だとか)
アンカーボルト
- 径12㎜のアンカーボルトのコンクリートへの埋め込み長さは250㎜以上。
基礎の型枠の存置期間
- 普通ポルトランドセメントを用いる場合☆☆☆
・15℃以上 ⇒ 3日以上
・5℃以上15℃未満 ⇒ 5日以上
土間コンクリート
土間コンクリートとは、地面に直接、平面的に打った砂利が入っていないコンクリートのこと。
土間コンクリートは厚さ120㎜とし、断面の中心部に、鉄線の径が4.0㎜で網目寸法が150㎜×150㎜のワイヤーメッシュを配する。
まとめ
平成29年から急に基礎工事も出題されるようになった。
なぜ??