ALCパネル工事
珪石、セメント、生石灰、発泡剤のアルミ粉末を主原料とした軽量気泡コンクリート建材。
軽さと強度、断熱性をあわせ持つ。
(Autoclaved Lightweight aerated Concrete:オートクレーブ処理(高温高圧蒸気養生)された軽量気泡コンクリート)
出典:ALCパネルの特徴と外壁塗装のメンテナンスの基礎知識 | 苫小牧市・千歳市の外壁塗装は満足度93.8%のニシムラ塗装
- ALCパネル(外壁パネル幅)の最小幅は300㎜
- ALCパネルの取付け完了後の、使用上支障のない欠けや傷は、補修用モルタルを用いて補修する。
- 雨掛り部分(雨で濡れる部分)のALCパネルの目地には、シーリング材を充填する。
ALCパネルの短辺小口相互
- ALCパネルの短辺小口相互の接合部の目地幅は10~20㎜とする☆☆☆
(耐火目地材を充填する必要はない)
竪壁ロッキング構法
ALCパネルとスラブが取り合う部分の隙間には、あらかじめ絶縁材をALCパネルに張り付け、モルタルを充填する。
押出成形セメント板(ECP)
主として中高層の鉄骨建築物における外壁および間仕切壁に用いる材料で、中空を有する板状に押出成形しオートクレーブ処理されたパネル。
- 構造耐力や防水性能などに影響のない軽微なものは、補修して使用してよい。
伸縮調整目地
コンクリートやモルタル下地の乾燥収縮や湿潤膨張による動き、地震や外荷重による変形、タイルやモルタル等の熱膨張による動きを吸収させ、外壁タイルのひび割れ、剥離を防止する為に設けられる目地。
- 押出成形セメント板における出隅及び入隅のパネル接合目地は、伸縮調整目地とする。
- 目地幅は15㎜程度。
縦張り工法
パネル相互の目地幅☆
長辺(縦目地):8㎜
短辺(横目地):15㎜
横張り工法
取付け金物は、セメント板がスライドできるように取り付ける☆
まとめ
補強コンクリートブロック造工事と合わせて出題されることもある。
数年前から急に出題されるようになった項目なのでまだ問題数は少ないが、最近けっこう頻繁に出題されている。
- ALCパネルの短辺小口相互の接合部の目地幅は10~20㎜
- 「横張り工法」は板がスライドできるように取り付ける
- 「縦張り工法」は板がロッキングにより追従するように取り付ける