セメントモルタルによるタイル後張り工法
圧着張り
下地面に張付けモルタルを塗り付け、表張りユニットをたたき込んで張り付ける工法。
改良圧着張り
下地面とタイル裏面とに張付けモルタルを塗り付け、タイルを張り付ける工法。
- 張付けモルタルの1回の塗り付け面積はタイル工1人当たり2㎡以内。
×改良圧着張りにおいて、張付けモルタルの1回に塗り付ける面積は、タイル工1人当たり3㎡とした。
改良積上げ張り
張付けモルタルを塗り付けたタイルを、下部から上部に張り上げる工法。
- 小口タイルの張付けは、1日の張付け高さを1.5m以内。
密着張り(ヴィブラート工法)
下地面に張付けモルタルを塗り付け、振動機を用いてタイルを、上部から下部へ張り付ける工法☆
- 1回に塗り付ける面積は、1人当たり2㎡以内。
×張付けモルタルの1回に塗り付ける面積は、60分でタイルを張り終える面積とした。 - 振動工具は、タイル面に垂直に当てて使用する。
- 振動工具による加振は、張付けモルタルがタイル周辺からはみ出すまで行う。
- 目地詰めは、タイル張付け後24時間以上経過してから行う。
モザイクタイル張り
タイルを結合させて1枚にしたシートを下地面に接着モルタルを塗って張り付ける工法。
- 張付けモルタルの1回の塗り付け面積は1人当たり3㎡以内。
- モザイクタイル張りのたたき押えは、紙張りの目地部分がモルタルの水分で濡れてくるまで行う。
マスク張り
ユニットタイルの裏面に専用のマスクをかぶせて張付けモルタルを塗り付けてから下地にユニットタイルをたたき板で張り付ける工法。
有機系接着剤による壁タイル後張り工法
外装接着剤張り
- 外壁の施工に使用する接着剤は、練混ぜの必要がない一液反応硬化形とする。
- 張付け用接着剤は、くし目立てに先立ち、こて圧をかけて平坦に下地に塗り付けた。
- くし目立ては、くし目ごての角度を壁面に対し45~60°の角度でくし目を立てる。
×くし目立ては、くし目ごての角度を壁面に対し直角とし、くし目を立てた。
二丁掛けのタイル
レンガの小口2枚分に相当する寸法に目地を加算して作り上げたタイル。
- 密着張りで使用する振動工具で加振して張り付ける。
セメントモルタルによる床タイル圧着張り
湿った砂とセメントを空練りした貧調合な敷きモルタルをたたき均して、張付けモルタルで張り付ける工法。
- タイルの張付けモルタルは、塗り付ける厚さを5~7mmとし、2度塗りする。
- タイルの張付けモルタルは、1回に塗り付ける面積をタイル工1人当たり2㎡以下とする。
- タイルの張付けは、目地部分に張付けモルタルが盛り上がるまで、木づちでたたき押さえる。
ポイント
改良積上げ張りは下から、密着張りは上から。
参考テキスト
写真、イラストが多く、僕的には非常にわかりやすいオススメの一冊です。
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