さくら日誌

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独学で2級建築施工管理技士合格を目指す! その41 -改修工事(仕上げ工事)-

独学で2級建築施工管理技士合格を目指す! -INDEX-

 

防水改修工事

アスファルト防水熱工法

下地調整材として溶融アスファルトを接着剤にして、アスファルトルーフィングシートを貼っていく工法。

×既存露出アスファルト防水層の上に、アスファルト防水熱工法により改修をするため、下地調整材としてポリマーセメントモルタルを用いた☆

 

露出アスファルト防水

人の出入りの少ない屋上に施工される防水

 

下地の軽度なひび割れ(ヘアクラック)の処理

⇒ シーリング材をすり込んで補修

〇既存防水層撤去後の下地コンクリート面の軽微なひび割れは、新規防水がアスファルト防水のため、アスファルト防水用シール材により補修した。

 

塗り仕上げ外壁等の改修(既存塗膜等の除去工法)

高圧水洗工法

高圧水の力で除去する方法。

劣化の著しい既存塗膜の除去や素地の脆弱部分の除去に適している。

〇コンクリート下地面の複層仕上塗材の既存塗膜の劣化部は、高圧水洗工法にて除去した☆

 

外部仕上げ等の劣化とその改修工法の組合せ

  • コンクリート打放し面のひび割れ > 自動式低圧エポキシ樹脂注入工法
  • シーリングの劣化 > ブリッジ工法☆
    〇外装金属カーテンウォールの既存シーリングをすべて除去することが困難なため、補修シーリング材をかぶせるブリッジ工法で補修した。
  • スチールサッシの劣化 > かぶせ工法
    古いスチールサッシの窓枠を基盤にして、新しい窓枠を取り付ける工法。
  • ひび割れ補修(×タイルの浮き) > Uカットシール材充填工法
    モルタルやコンクリートのヒビ部分を溝を入れてシール材を充填する工法。
    〇外壁石張り目地のシーリング材の劣化した部分を再充填工法にて改修するため、既存シーリング材を除去し、同種のシーリング材を充填した。
  • モルタルの浮き > アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法☆

 

アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法

youtu.be

 

〇 外壁タイル張り仕上げの下地モルタルと構造体コンクリートの間の浮き面積が0.25m2程度の部分は、アンカーピンニング全面エポキシ樹脂注入工法で補修した。

〇 コンクリート壁下地に塗られたモルタルは、一部軽微な浮きが認められたので、アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法で補修した。 

  • モルタルの浮き部分に使用するアンカーピンの本数は、一般部分を 16 本/m2とする。
  • アンカーピン固定部の穿孔の深さは、構造体コンクリート面から 30 mmとする。
  • 穿孔後は、孔内をブラシで清掃し、圧搾空気で接着の妨げとなる切粉を除去する。
  • アンカーピン固定用エポキシ樹脂は、手動式注入器を用いて、孔の最深部から徐々に充填する。
    ×アンカーピン固定用エポキシ樹脂は、孔の表面側から徐々に充填した。

 

内装改修工事

ビニル床シートの除去

  • ビニル床シートの除去は、カッターで切断し、スクレーパーを用いて他の仕上材に損傷を与えないように行う。
    ×ビニル床シートをダイヤモンドカッターで切断した
  • 下地面に残ったビニル床タイルの接着剤は、アスベストを含有していなければ、ディスクサンダーを用いて除去する☆

 

合成樹脂塗床材の撤去

  • モルタル塗り下地の合成樹脂塗床は、ブラスト機械や電動ケレン棒、電動斫り(はつり)器具を用いて下地モルタルとも撤去する☆☆☆

 

床タイルの撤去

  • 張替え部をダイヤモンドカッターで縁切りし、タイル片を電動ケレン棒、電動はつり器具により撤去する☆☆☆
    ×磁器質床タイルの張替え部は、はつりのみを用いて手作業で存置部分と縁切りをし、電動はつり器具により撤去した。
    ×モルタル下地の磁器質床タイルの張替え部は、斫りのみを用いて手作業で存置部分と縁切りをした。

 

フローリング張り床材の撤去

モルタル埋込み工法によるフローリング

電動ピックを用いてフローリング材とモルタル部分をはつり取り撤去する。

 

乾式工法のフローリング

丸のこで適切な寸法に切断し、ケレン棒によりはがし取る。

 

根太張り工法の単層フローリングボード☆☆

丸のこを用いて適切な寸法に切断し、根太下地を損傷しないようにケレン棒を用いて撤去する。

 

その他内部仕上げの改修工事

  •  新たに張るタイルカーペット用の接着剤は、粘着はく離( ピールアップ )形を下地全面に塗布する。
    ×接着剤は、カーペット裏の全面に塗布した。
  • 軽量鉄骨天井下地において、新たに設ける吊りボルト用のアンカーとして、あと施工の金属拡張アンカーを用いた。
  • 軽量鉄骨壁下地において、新たに設ける下地材の高速カッターによる切断面には、鉛の犠牲防食作用が期待できるので、錆止め塗装を行わなかった。

 

ポイント

対象と工法の組み合わせは覚えておきたい。

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