ビニル床シート張り
① シートの巻きぐせを取る
- ビニル床シートは、張付けに先立ち仮敷きを行い、24時間以上放置して巻きぐせを取る☆
② シート張付け
- 張付け用の接着剤は、所定のくし目ごてを用いて均一に塗布する。
- シートの張付けは、空気を押し出すように行い、その後ローラーで圧着する☆
- 柄模様のシートは、接合部の柄あわせを行いながら接着し、重ね切りする。
③ 熱溶接工法で継ぎ目処理
- 継目の溝切、溶接は、シート張付け後、接着剤が硬化した後に行う☆☆☆
×継目の溝切りは、シート張付け後、接着剤が硬化する前に行う。 - 継目の溝はV字形とし、シート厚さの2/3程度まで溝切りした。
- 溶接部のシートの溝部分と溶接棒は、180~200℃の熱風で加熱溶融する。
- 溶接完了後、溶接部が完全に冷却したのち、余盛りを削り取り平滑にする☆☆
×溶接継目の余盛りは、溶接直後に削り取った
④ 床シートの幅木部(壁と床の境目に取り付ける部材)への巻上げ
- 床シートの幅木部への巻上げは、シートをニトリルゴム系接着剤により張り付ける☆
カーペット敷き
グリッパー工法
グリッパーと呼ばれる固定金具を使用してカーペットを固定する方法。
- グリッパーは、壁際からのすき間を均等にとって打ち付ける☆
×グリッパー工法に用いるグリッパーは、壁に密着させて取り付けた。 - 下敷き用フェルトは、グリッパーよりやや厚いものとする。
- ウィルトンカーペットは、はぎ合わせを手縫いでつづり縫いとする。
ニーキッカー
ブリッパー工法で使用される、カーペットの位置をズラしたり、伸縮させたりする道具。
- 全面接着方法では使用しない。
×全面接着工法によるカーペットは、ニーキッカーを用いて、十分伸長させながら張り付けた。
タイルカーペット張り
- タイルカーペットは、粘着はく離形の接着剤を用いて張り付ける☆
- フリーアクセスフロアの場合、タイルカーペットはパネル目地とずらして割り付ける。
フリーアクセスフロア
床下に電源や通信用の配線、空調設備などの機器を収納できる二重床。
共通独立脚方式
床パネルの四隅の交点に共通の支持脚を設けて支持する方式
- 方杖(補強材)を設けて耐震性を高める。
脚付きパネル方式
1枚のパネルの四隅や中間に高さ調整のできる支持脚が付く方式。
床パネルの幅及び長さの寸法精度
- 各辺の長さが500mm以下の場合:±0.5mm以内
- 各辺の長さが500mmを超える場合:±0.1%以内
×床パネル取付け後の水平精度は、隣接する床パネルどうしの高さの差を2mm以下とした。
床のフローリング張り
- 体育館におけるフローリングボードと壁との取り合いは、20~30mmの隙間を設ける。
×体育館の壁とフローリングボードの取合いは、すき間が生じないように突き付けた☆ - 張込み完了後の表面に生じた目違い(ズレ)は、養生期間を経過した後、サンディングする☆
×フローリングボードに生じた目違いは、パテかいにより平滑にした。 - フローリングボード張込み後、床塗装仕上げを行うまで、ポリエチレンシートを用いて養生をする☆
根太張り
床組の根太に直接無垢フローリングを貼っていく方法
- フローリングボードの下張り用合板は、長手方向が根太と直交するように割り付ける☆
- 隣り合うフローリングボードの木口の継手位置は、揃えず乱にして割り付ける。
×隣り合うフローリングボードの木口の継手位置は、すべて揃えて割り付けた。 - 根太張り用のフローリングボードは、根太上に接着剤を塗布し、雄ざねの付け根から隠し釘留めとする。
- 接着工法における、フローリングボードのモルタル下地への接着剤は、エポキシ樹脂系接着剤を使用する。
⇒ 根太張り工法で釘打ちと併用する接着剤は、エポキシ樹脂系接着剤とした。
壁のせっこうボード張り
- ボードの重ね張りは、上張りと下張りのジョイント位置が同位置にならないように行った☆
- 留付け、接着剤の間隔は、共にボードの中間部より周辺部を小さくする☆
ドリリングタッピンねじ
石膏ボードの取り付け用に規格化されたねじ。
- 鋼製下地の裏面に10mm以上の余長が得られる長さのものを用いる。
- 鋼製下地に張り付ける場合のドリリングタッピンねじの頭は、仕上げ面の精度確保のため、ボード面より少し低くなるように締めこむ。
×ドリリングタッピンねじの頭は、ボード面と同面となるように締め込んだ。
直張り工法
接着剤を下地に一定の間隔で塗り付け、ボードを壁に押し付けるように張り付ける工法。
- ボードは、床面からの水分の吸い上げを防ぐため、くさびをかい床面から10㎜程浮かして張付ける☆
- 張付けは、調整定規でボードの表面をたたきながら不陸(ふろく:水平でないこと)がないように行う。
- 接着材の盛上げ高さは、下地面から仕上面までの寸法の2倍以上とする。
×接着材の盛上げ高さは、接着するボードの仕上がり面までの高さとした。
目透し工法
ボードを突付けとせず隙間を開けて底目地を取る目透し工法。
- スクェアエッジ(角が直角)のボードを使用する☆
カーテン工事
カーテンボックス
- レースカーテンのカーテンボックスは、窓幅に対して片側各々100~150mm長くする☆☆
- カーテンレールがダブル付けのカーテンボックスの奥行き寸法は180mm以上とする。
カーテンレール
- 中空に吊り下げるカーテンレールの吊り位置は、間隔を1m程度とし、曲り箇所及び継目部分にも設ける☆
- カーテンレールに取り付けるランナーの数は、1m当たり8~12個とする。
加工仕上げ
- カーテン上端の折返し長さは、使用するフック(ひるかん)の長さにより定める。
- 引分け式遮光用カーテンの、両端、中央召合せ(重ね部分)は300mm以上とする。
- レースカーテンの上端の縁加工は、カーテン心地を入れて袋縫いとする☆
- カーテンの両脇及びすその縁加工は、伏縫いとし、すその折り返し寸法は100mm程度とする。
ポイント
施工の手順は覚えておきたい。
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