独学で2級建築施工管理技士合格を目指す! その42 -事前調査(施工管理)-
敷地条件の確認
- 敷地境界標石があったが、関係者立会いの上、敷地境界の確認のための測量を行うこととした。
- 総合仮設計画に当たり、敷地周辺の電柱及び架空電線の調査を行った。
- 根切り工事の事前調査として、前面道路や周辺地盤の高低の調査をすることとした。
- 地中障害物を確認するため、過去の土地利用の履歴について調査を行うこととした。
- 根切り工事に当たり、埋蔵文化財の有無について調査を行った。
- 既存の地下埋設物を記載した図面があったが、位置や規模の確認のための掘削調査を行うこととした。
- 掘削中に地下水を揚水するため、周辺の井戸の使用状況の調査を行うこととした☆
- 敷地内の排水工事の事前調査として、排水管の勾配が公設桝まで確保できるか調査をすることとした☆☆
- 山留め工事に先立ち、設計時の地盤調査が不十分であったため、追加の試掘調査(ボーリング)を行うこととした☆
- 解体工事計画に当たり、発生する木くずを再生するため、再資源化施設の調査を行った。
×相互チェックできるように木杭ベンチマークを複数設けたため、周囲の養生柵を省略することとした。
⇒ ベンチマークは建物の基準点なので、動かさないための工夫が必要
×防護棚の設置に当たり、敷地地盤の高低及び地中埋設配管の調査を行った☆
⇒ 防護棚(アサガオ)は、外部足場に取り付ける落下物防止設備で、地中は関係ない
近隣調査
- 地業工事で振動が発生するおそれがあるため、近隣の商店や工場の業種の調査を行うこととした。
- 解体工事の事前調査として、近接する建物や工作物の現況の調査をすることとした。
- 杭工事に先立ち、騒音規制及び振動規制と、近隣への影響の調査を行うこととした。
- 既製杭の打込みが予定されているため、近接する工作物や舗装の現況の調査を行うこととした☆
×鉄骨工事の建方の事前調査として、日影による近隣への影響の調査をすることとした☆
⇒ 日影による近隣への影響の調査は、建築計画の事前調査時に行う
×工事予定の建物による電波障害に関する調査は済んでいたため、タワークレーン設置による影響の確認を省いた☆
⇒ タワークレーン自身が受ける電波障害の対策が必要
道路状況の確認
- 工事用車両の敷地までの経路において、幼稚園や学校の場所を調査し、資材輸送の制限の有無を確認することとした。
- 工事用車両の敷地までの通行経路において、大型車両の通行規制の調査を行い、資材輸送の制約を確認した。
施工計画と事前調査の組合せ
- 場所打ちコンクリート杭工事の計画 - 敷地内の地中障害物の有無の調査
- 地下水の排水計画 - 公共桝の有無と下水道の排水能力の調査
- 山留工事の計画 - 試験掘削による土質性状の追加調査
×鉄骨の建方計画 - 近隣の商店や工場の業種の調査
⇒ 鉄骨の建方計画は、鉄骨構造部材を現場で組み立てる計画をすることで、現場での建て方の順序や揚重機の能力の把握が重要
ポイント
当たり前っちゃ当たり前のことが聞かれる。
間違いのところはチェックしておきたい!
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