さくら日誌

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独学で2級建築施工管理技士合格を目指す! その43 -仮設計画(施工管理)-

独学で2級建築施工管理技士合格を目指す! -INDEX-

 

仮設工事

仮囲い

工事現場の周囲には、騒音、塵埃、飛沫等の近隣への影響を抑制するため、1.8m以上の仮囲いを設ける。

ただし、仮囲いと同等以上の既存の堀がある場合や、現場周囲において安全が確認できれば設けなくてもよい

×仮囲いを設けなければならないので、その高さは周辺の地盤面から1.5mとすることとした☆

×仮囲いは、工事現場の周辺の状況が危害防止上支障がない場合であっても、設ける必要がある☆

〇所定の高さを有し、かつ、危害を十分防止し得る既存の塀を、仮囲いとして使用することとした。

 

  • 仮囲いには、鋼板や、合板パネルなどの木製材料を使用する☆
  • 雨水等が流れ出ないよう、下端はすき間のないようにする。
    ×鋼板製仮囲いの下端には、雨水が流れ出やすいようにすき間を設けることとした☆
    ×傾斜地に設置する仮囲いは敷地内の雨水が流れ出るように下端にすき間を設けることとした。

 

仮囲いの出入り口(工事ゲート)

  • 扉は、施錠できる内開き扉とする☆☆
  • 管理をしやすくするため、人や車両の入退場の位置を限定する。
  • 工事用の出入口の幅は、前面道路の幅員を考慮して計画する
  • 規模が小さい作業所では、守衛所を設けず、警備員だけを出入口に配置する。
  • 工事用の出入口が数箇所となる場合は、守衛所はメインの出入口に設置その他は警備員だけを配置する☆☆
  • 歩行者が多い場合は、車両の入退場を知らせるブザー及び標示灯を設置する。
  • ハンガー式門扉は、重量と風圧を軽減するため、上部を網状の構造とする☆☆

 

工事ゲートの有効高さ
  • ハンガー式門扉は、扉を吊る梁が車両の積荷高さを制約する場合があるため、有効高さを検討する必要がある☆
  • 工事ゲートは、トラックアジテータが通行するなら、有効高さを3.8mとする☆
  • 工事ゲートの有効高さは、生コン車を基準とするなら、空荷状態の生コン車の高さとする☆
    ×工事ゲートの有効高さは、鉄筋コンクリート造の工事のため、最大積載時の生コン車の高さとすることとした

 

資材倉庫、貯蔵小屋

  • 酸素やアセチレンなどのボンベ類の貯蔵小屋は、ガスが内部に充満しないように、風通しの良い構造とする。
    ×酸素やアセチレン等のボンベ類の貯蔵小屋は、ガスが外部に漏れないよう、密閉構造とすることとした☆
  • 塗料や溶剤等の保管場所は、資材倉庫の一角ではなく、専用倉庫とする。
    ×塗料や溶剤等の保管場所は、管理をしやすくするため、資材倉庫の一画を不燃材料で間仕切り設置する☆
  • ガスボンベ置場は、小屋の壁の1面は開放とし、他の3面の壁は上部に開口部を設ける☆☆
  • 工事で発生した残材をやむを得ず高所から投下するのでダストシュートを設ける☆

 

事務所等

  • 施工者用事務所監理者用事務所は、機能が異なるため、同一施設内にそれぞれ分けて設ける☆☆
  • 作業員詰所は、職種数や作業員の増減に対応するため、大部屋方式とすることとした☆
  • 敷地に余裕がなく工事用の事務所を工事現場から離れて設置するので、工事現場内に出先連絡所を設けることとした。
  • 休憩所内は、受動喫煙を防止するため喫煙場所を区画し、そこに換気設備と消火器を設けることとした。
  • 下小屋は、材料置場の近くに設置し、電力及び水道等の設備を設けることとした☆☆
    下小屋:工事現場で職人が準備や下ごしらえを行うための仮設の小屋

 

材料管理

セメント

防湿に注意し、通風や圧力は避ける

×袋詰めセメントは、風通しのよい倉庫に保管した☆☆

 

砂・砂利

周辺地盤より高い場所に、置場を設置して保管する☆

 

鉄筋

直接地面に接しないように角材間に渡し置き、シートを掛けて保管する☆

 

型枠用合板

直射日光が当たらないよう、シートを掛けて保管する☆☆

 

コンクリートブロック

床版上の箇所に集中しないように仮置きする。

 

ALCパネル

台木を水平に置いた上平積みで保管する☆

 

防水用の袋入りアスファルト

積重ね10段までとして保管する☆

 

アスファルトルーフィング

湿気の影響を受けにくい屋内の乾燥した場所に縦置きで保管する。

×アスファルトルーフィングは、屋内の乾燥した場所に平積みで保管する。

 

シーリング材

直射日光や雨露の当たらない場所に密封して保管する☆

 

アルミニウム製建具

平積みを避け、縦置きにして保管する。

×アルミニウム製建具は床に角材を敷き平積みにして保管する。

⇒建具はどのような素材であっても平積みは不可。歪んでしまい、使い物にならなくなる場合があるので立てて保存が原則!

 

木毛セメント板

平滑な床の上に枕木を敷き、平積みで保管する。

 

板ガラス

乾燥した場所に縦置きで保存。

×ガラスは、クッション材を挟み、屋内の乾燥した場所に平積みで保管した。

 

長尺のビニル床シート

屋内の乾燥した場所に縦置きにして保管。

 

溶剤系のビニル床タイル用接着剤

換気のよい場所に保管する。

 

壁紙、壁布

縦置きで保存☆☆

⇒俵積みや井桁積みなどの平積みにするとくせがつく。

 

ロールカーペット

に倒して、2~3段までの俵積み

×ロール状に巻いたカーペットは、屋内の乾燥した場所に、縦置きにして保管する☆

⇒防水のルーフィング(長さ1m程度)などロール状に巻いた材料は基本的に縦置きだが、カーペットのように巻いた状態で3~4mある場合は縦に置くと折れ曲がったりするので横置きとする。

 

高力ボルト

乾燥した場所にねじの呼び別長さ別等に整理して保管する。
箱の積上げ高さ5段まで。

 

ポイント

間違いのところはチェックしておきたい!

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