鉄骨工事
高力ボルト
・軽量形鋼のボルト接合は「普通ボルト接合」又は「高力ボルト接合」とする。
仮ボルトの締付け
鉄骨建方に使用する仮ボルトは、軸径が本締めボルトと同一の中ボルト(普通ボルト)を使用する。
鋼板製屋根用折板葺き
・鋼板製屋根用折板葺きにおけるタイトフレームと下地の接合は隅肉溶接とし、溶接後はスラグを除去して、錆止め塗料を塗布する。
木工事
床
畳床の場合
・根太間隔は450㎜内外とし、継手の位置は乱に配置する。
・畳床の下地の合板の厚さは12㎜以上とする。
屋根
・粘度瓦葺の瓦留付けには、長さ50㎜程度のステンレス製の釘を使用する。
・住宅屋根用化粧スレート葺きの野地板は、日本農林規格(JAS)による普通合板1類とする。
・長尺金属板葺による屋根工事において、心木なし瓦棒葺とする場合、葺き板などの留付けに通し吊子(つりこ)を用いる。
▶心木なし瓦棒葺(しんぎなしかわらぼうしぶき)
瓦棒の中に木材の心木を入れないで金属板を馳によって組上げる瓦棒葺の一種。
その他
・とい工事において、硬質塩化ビニル雨どいを用いる場合、たてどいのとい受金物の取付け間隔は1.2m以下とする。
・階段の滑止めを取り付ける場合、エポキシ樹脂系接着剤及び小ねじを使用して取り付ける。
・防蟻処理において、クロルピリホスを添加した薬剤は使用しない。
・鴨居は木裏を上端に、
敷居は木裏を下端にして用いる☆☆
⇒ 木表が見えるようにする
防水工事
アスファルト防水工事
・アスファルトプライマー塗布は下地コンクリートが十分に乾燥していることを確認した後、清掃して行う。
保護コンクリートと伸縮調整目地
・屋上の平場の防水層の保護コンクリートに設ける伸縮調整目地の深さは、防水層の保護コンクリートの厚さの上面から下面に達するまでとする。
シーリング工事
・目地の深さがシーリング材の寸法より深い場合は、バックアップ材を入れ、所定の深さとする。
・マスキングテープの除去は充填したシーリング材のヘラ仕上げ後、直ちに行う。
※シーリング材が硬化するとマスキングテープが除去しにくく、目地際がきれいに仕上がらないため。
防水改修
既存の露出アスファルト防水層の上に、合成高分子系ルーフィングシートを新設して防水改修できる。
タイル工事
張り石工事
壁の張り石工事において、「引き金物」、「だぼ」、「かすがい」はステンレス製のものを使用する。
▶引き金物
壁石張りのとき躯体張筋と石材を結束する金物。
出典:平成27年度 技能検定試験(前期)石工《石張り作業》 | 大田原にある精工石材店のブログ
接着強度試験
外壁のタイル張り工事において、接着力試験機を用いて、張付け後のタイルの引張接着強度を測定する☆☆☆☆
塗装工事
素地の調整
亜鉛めっき面には、塗膜との付着性を高めるために、あらかじめエッチングプライマーを塗布する☆☆
合成樹脂調合ペイント
対象素地:木部、亜鉛めっき鋼面、鉄鋼等
仕上げ塗材塗り
コンクリート面を仕上げ塗材塗りとする場合、下地の目違いをサンダー掛けにより取り除く。
クリアラッカー塗り
無色透明で木材の素地をそのまま見せることができる塗料。
- 木部のクリヤラッカー塗りにおける着色は、下塗りのウッドシーラー塗布前に行う。
研磨紙ずり
サンドペーパ一をかけて塗装面を平滑にすること。
下塗りもしくは中塗りのあとに行う。
- 合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、天井面等の見上げ部分については、研磨紙ずりは省略する。
内装工事
ビニル床タイル・ビニル床シート
・ビニル床シートは、搬入時はロール状に巻かれているので、張付けに先立ち、仮敷きを行い24時間以上放置して、巻きぐせを取る☆☆
⇒ × 搬入後、直ちに切断して張り付けた
・ビニル床シートの張付け前にモルタル下地の乾燥程度を確認するため、高周波式水分計による計測を行う☆☆
・ビニル床シート張りの表面仕上げは、接着剤の硬化後に全面を水拭き掃除し、乾燥後に水溶性ワックスを用いて、つや出しを行う。
フローリング
・複合フローリングには、ホルムアルデヒドの放散量「F☆☆☆☆」を使用する。
カーペット
・タイルカーペットの張付けに、粘着はく離形接着剤を使用する☆☆☆
・ニードルパンチカーペットは接着工法で敷き込む。×グリッパー工法
壁
・繊維壁塗りは、乾燥した日を選んで施工し、仕上げ後は通風を与え、早く乾燥させる。
・洗面室、洗濯室などの断続的に湿潤状態となる壁の下地材料には、耐水性のある普通合板の1類を使用する。
天井
天井の改修において、天井のふとことが1.5m以上ある場合は、補強用部材を用いて、吊りボルトの水平補強と斜め補強を行う。
断熱
・吹付け硬質ウレタンフォーム断熱材の吹付け作業の1回の吹付けは10~20㎜を標準とし、所定の厚みがこれ以上の場合は多層吹きとする☆☆
⇒ 断熱材の必要な厚さが30㎜であったので、2層吹きとする。
・断熱材と木枠の間にすき間が生じた場合は、現場発泡断熱材を用いて補修する。
石こうボード
目地なしの壁面とする場合は、テーパー(傾きや勾配)付き石こうボードを用いる☆☆☆☆☆
⇒ 目地を見せる目透かし工法では「ベベルエッジボード」や「スクエアエッジボード」を用いる。
設備工事
排水管
鉄筋コンクリート造の樋(とい)工事において、縦形のルーフドレインの取付けは、コンクリート打込みとする。
除去・改修
アスベストの除去
・除去したアスベスト含有吹付け材は、作業場所内においてセメント固化を行い、密封処理をして搬出する。
・アスベスト含有の有無を把握するためには、目視、設計図書などによる製品名、製造所名、製造年月日等の確認を行う。
分別解体
・分別解体する場合は、建設設備、内装材等は機械解体ではなく、手作業で行う。
砂利地業
砂利地業に使用する砂利は、以下とし、所定の粒度を有するものとする。
- 再生クラッシャラン☆☆
- 切込砕石(きりこみさいせき)
- 切込砂利
建具の改修工事
かぶせ工法
既存建具を残して、新規建具を取り付ける工法。
・アルミニウム製建具の改修工事において、既存建具枠に著しい腐食がない場合は、既存建具の外周枠を残し、その枠に新規のアルミニウム製建具を取り付けてよい。
かぶせ工法の小ねじの留付け間隔☆☆
- 端部:100㎜以下
- 中間部:400㎜以下☆☆
外壁改修工事
樹脂注入工法
0.2~1.0㎜のひび割れ部にエポキシ樹脂をひび割れ部に注入する工法☆☆☆
・注入器具は、注入したエポキシ樹脂注入材の硬化を待って、撤去する。
・ひび割れの幅等を考慮して注入用器具の取付間隔を決定する。
Uカットシール材充填工法
以下のひび割れに溝切を行い、シーリング材を充填する工法。
- 1.0㎜を超えるひび割れ部
- 0.2~1.0㎜の挙動のあるひび割れ
・充填時に被写体の温度が5℃以下、又は、50℃以上の場合は、作業を中止する。
モルタル塗り仕上げ外壁の改修工事
- 欠損部面積0.25㎡未満 ⇒ 充填工法
- 欠損部面積0.25㎡以上 ⇒ モルタル塗替え工法
・モルタル層の欠損部の周囲の浮きは、ダイヤモンドカッターにより健全部と縁を切って、その部分をはつり取る。
コンクリート柱の耐震改修工事
連続繊維補強工法
連続繊維シートを既設コンクリート構造物に接着または巻き立てて補修・補強する工法。
・連続繊維シートの張付け後の上塗りは、張り付けたシートの上面に、下塗りの含侵接着樹脂がにじみ出るのを確認した後、ローラーで塗布する☆
枠付き鉄骨ブレース補強工法
既存建物の柱梁で囲まれた構面内に「枠付き鉄骨ブレース」を組入れ、力を伝達させる補強工法。
・枠付き鉄骨ブレースを設置する際、鉄骨が取り付く範囲の既存構造体のコンクリート面には、目荒らしを行う☆
目荒らし
すりやブラシなどで、コンクリートやモルタルの表面を傷つけ凹凸に仕上げ、施工面に塗装や各種材料が付着しやすくすること。
出典:新しい枠付きブレース増設補強工法『3Q-Brace』を開発 | ニュース | 大林組
軽量鉄骨壁下地材におけるそで壁端部の補強
開口部の垂直方向の補強材と同材を用いて行い、スタッドに溶接などして固定する。
そで壁
突き出した壁のこと。防火上の目的で設けられたり、室内で目隠しなどに使われる。
出典:内装の基礎用語|大家さんの味方|利用者数No.1不動産投資サイトの「楽待」
シャッター
危害防止機構として接触型の障害物感知装置を設け、シャッターに挟まれても重大な障害を受けないようにした。
スラット(横長い板状の部材)の形状
- インターロッキング形 ⇒ 防火シャッター
- オーバーラッピング形 ⇒ 防炎シャッター
まとめ
出題はそんなに偏っているわけではないが、これまで分野が全体的に出されている感じなので、復習だと思ってやればそんなにきつくない?
ということでまとめるのも、さらっとまとめてしまった。。