給水管・給湯管
- 屋内給水管の防露・保温剤は、厚さ20㎜の保温筒とする☆☆☆☆
- 給水管、排水管は管軸に対して直角に切断する☆☆☆
- 寒冷地における給水管の勾配は、水抜きが容易にできるように先上りとする。
- 給湯用配管は、熱による管の伸縮を妨げないよう考慮して固定する☆☆☆
⇒ 管の伸縮を妨げないよう伸縮継手を設けた
⇒ ✖ 管の伸縮が生じないように堅固に固定した
給湯管の種類
- 銅管☆
- 水道用耐熱性硬質塩化ビニルライニング銅管☆☆
- ポリブテン管☆
- 架橋ポリエチレン管☆☆☆☆☆
⇒ ✖ ポリエチレン管
給水管と排水管を平行して埋設する場合☆☆☆☆☆☆
- 両配管の水平実間隔500㎜(50㎝)以上
- 給水管が排水管の上方になるようにする
給水管の地中埋設深さ☆☆☆☆
- 一般敷地(寒冷地以外):土かぶり300㎜以上
- 寒冷地:凍結深度以上
横走り管
給水横走り管は、空気だまりや泥だまりが生じないよう、均一な勾配で配管する☆☆☆
- 上向き給水方式の場合:先上り
- 下向き給水方式の場合:先下り
温水床暖房
温水床暖房に用いる埋込方式の放熱管を樹脂管とする場合、継手はメカニカル継手とする☆☆☆
▶メカニカル継手
機械的な方法により接続する管継手。
排水管
- 雨水排水立て管は専用配管とする☆☆
⇒ 通気立て管、汚水排水管等と兼用してはいけない - ユニットバスの設置に当たっては、下地枠の取付けに並行して、端末設備配管を行う☆☆
▶端末設備配管
空調設備、医療ガス供給、通信設備など、各種の端末設備に必要な配管。
屋内排水横管の勾配
- 管径65㎜以下:1/50以上☆
- 管径75㎜以下:1/100以上☆
⇒ 排水横菅は、管径が細いものほど急勾配とする☆
※排水横菅は、細いものほど汚物等が詰まりやすくなるため
屋外排水管の主管☆☆☆☆
- 管径:75㎜以上
- 勾配:1/100以上
⇒勾配1/200では緩すぎるのでダメ×
トラップ
水廻りの排水配管の一部に水をためて、臭気や害虫などを防ぐための構造、その器具や装置のこと。
- 手洗器の排水管には、Pトラップ又はSトラップを使用し、排水トラップの深さは50~100㎜(5~10cm)とする☆☆
出典:排水トラップ(ハイスイトラップ)とは?|水道1番館-水まわりお助けナビ
ます
泥だめ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
雨水中の土砂や枯葉などのごみを沈殿させ、配管がつまらないようにするためのます。
深さ15cm以上必要。
× 「インバートます」を使用した
インバートます
汚水枡とも呼ばれ、トイレ・エアコンからの排水などの汚水に使用される。
枡の底面に配管と同じ型の溝があり、水以外の泥や異物が沈殿しやすいように設計されている。
空気調和設備
- 換気設備のダクトは、住戸内から住戸外に向かって、先下がり勾配となるように取り付ける☆☆☆☆☆☆
※雨水などが機械側に逆流しないように - 給気用ダクトの断熱被覆は、グラスウール保温材を用いて、ダクトの全長にわたって行う。
電気設備
・コンクリート埋込みとなる分電盤の外箱は、型枠に取り付ける☆
・メタルラス張り等に接する位置ボックス(スイッチボックス、アウトレットボックス等)及び電気機械器具の金属部分は、以下のいずれかにより絶縁する。
- 位置ボックス周辺のメタルラスを切り取る☆☆☆
- 木板、合成樹脂板などにより隔離する☆☆
- 釘、取付けねじ等は、メタルラス張り等と接触させない☆
▶メタルラス
モルタルだけだと強度に不安がある下地に使用される金網。
電気配線
屋内の電気配線は、弱電流電線、水道管、ガス管などに接触しないように隔離して施設する☆
警報機
ガス漏れ警報設備の検知器
LPガス(プロパンガス)☆☆☆☆
LPガス(プロパンガス)は空気よりも重いため、ガス漏れ警報設備の検知器は、以下の位置に取り付ける。
- 燃焼器からの水平距離:4m以内
- 床面上:30㎝以内
都市ガス☆☆☆☆
都市ガスは空気よりも軽いため、 ガス漏れ警報設備の検知器は、以下の位置に取り付ける。
- 燃焼器からの水平距離:8m以内
- 天井面下:30㎝以内
住宅用防災警報器
住宅用防災警報器は下記のいずれの位置に設置する。
- 壁又は梁から0.6m以上離れた天井の屋内に面する部分
- 天井から下方0.15m以上0.5m以内の位置にある壁の屋内に面する部分☆☆☆
ガス設備
ガス配管の支持固定は地震、管の自重及び熱伸縮の影響を考慮する。
まとめ
「計画」の「給水・給湯設備」等、関わるところが多く、出題も偏っているので、点は取りやすい気がする。
-
屋内給水管の防露・保温剤は、厚さ20㎜の保温筒とする
-
給水管、排水管の切断は管軸に対して直角に切断する
- 給湯管にポリエチレン管は使用しない
- 給水管と排水管を平行して埋設する場合
・両配管の水平実間隔50㎝以上
・給水管が排水管の上方になるようにする - 給水管の地中埋設深さは一般敷地で土かぶり300㎜以上
-
雨水排水立て管は専用配管とし、通気立て管と兼用してはいけない
- 屋外排水管の主管の勾配は1/100
-
雨水用の排水ますに、インバートますは使用できない
- LPガス(プロパンガス)は空気よりも重い
- 都市ガスは空気よりも軽い