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独学で2級建築施工管理技士合格を目指す! その45 -工程管理(施工管理)-

独学で2級建築施工管理技士合格を目指す! -INDEX-

 

工程計画及び工程管理

  • 基本工程表は、工事全体を一つの工程表としてまとめたもので、工事の主要な作業の進捗を表示する。
  • 工程管理においては、実施工程を分析検討し、その結果を計画工程の修正に合理的に反映させる。
  • 工程計画は、所定の工期内で、所定の品質を確保し、経済的に施工できるよう作成する。
  • 工程計画を立てるに当たっては、その地域の雨天日や強風日等を推定して作業不能日を設定する☆
  • 各作業の所要期間は、作業の施工数量投入数量と1日当たりの施工能力除して求める☆
    ×各作業の所要期間は、作業の施工数量に投入数量と1日当たりの施工能力を乗じて求める。

 

暦日(れきじつ)☆

工事に必要な実働日数に作業休止日を考慮した日数☆

 

進捗度グラフの曲線(出来高)

出来高は着工時~前期は低く、中期~後期につれて急上昇し、後期はまた落ち着くのでS字のカーブになる。

×横軸に工期を取り、出来高累計を縦軸とした進捗度グラフは、一般に直線となる。

×工期を横軸に取り、出来高の累計を縦軸とした進捗度グラフは、直線となる。

 

総合工程表の立案

  • 鉄骨工事の工程計画では、建方時期に合わせた材料調達、工場製作期間を計画する☆
  • 型枠工事の工程計画では、型枠存置期間を考慮して、せき板や支保工の転用を検討する。
  • 上下階で輻輳する作業では、資材運搬、機器移動等の動線が錯綜しないように計画する☆
  • 工区分割を行い、後続作業を並行して始めることにより、工期短縮が可能か検討する☆
  • マイルストーン( 管理日 )は、工程上、重要な区切りとなる時点などに計画する☆☆
    ×マイルストーン(管理日)は、工程上の重要な区切りを避けて計画する。

 

工程計画の立案段階で考慮すべき事項

  • 使用可能な前面道路の幅員及び交通規制の状況   
  • 地域による労務、資材、機材等の調達状況
  • 敷地周辺の電柱、架線、信号機、各種表示板等の公共設置物
  • 敷地周辺の上下水道やガス等の公共埋設物
  • 敷地内の既存埋設物の状況を把握
  • 敷地における騒音及び振動に関する法的規制
  • 使用揚重機の能力と台数

 

立案段階で考慮する必要がない事項

  • ×各専門工事の検査項目重点管理事項  
  • ×コンクリート工事の検査項目 
  • ×全ての工種別の施工組織体系の把握☆

 

工程表

バーチャート工程表

縦軸に工事項目を、横軸に月日(各工事日数)を示し、各作業の開始から終了までを横線で表したもの☆
×工事を構成する各作業を縦軸に記載し、工事の達成度を横軸にして表す☆

  • 主要な工事の節目をマイルストーンとして工程表に付加すると、工程の進捗状況が把握しやすくなる☆
  • 工事全体を掌握することが容易で、作成しやすい☆☆
  • 複雑な時間計算が不要であるため、作成しやすい。
  • 各作業ごとの日程及び工事全体の工程計画が、作成しやすい☆
  • 視覚的に工程が把握しやすい。  
  • 各作業の開始時期、終了時期及び所要期間を把握しやすい☆
  • 作業の流れ、各作業の所要日数や施工日程が把握しやすい☆
  • 出来高の累計を重ねて表現したものは、工事出来高の進捗状況が把握しやすい☆☆

 

デメリット
  • 工程表に示す作業を増やしたり、作業を細分化すると、工程の内容が把握しにくい
  • 作業進行の度合い、工期に影響する作業やクリティカルパスが把握しにくい
    ×作業進行の度合い、工期に影響する作業やクリティカルパスが把握しやすい☆
  • 各作業の全体工期に与える影響度が把握しにくい
  • 各工事間の細かい作業工程の関連性が把握しにくい
  • 各作業の相互関係が表されていないため、工期に影響する作業がどれであるか掴みにくい。

×多種類の関連工事間の工程調整に有利である☆

×工程上の重点管理しなければならない作業が判断しやすい。

×工程上のキーポイント、重点管理しなければならない作業が判断しやすい。  

×工事進捗度合が把握しにくい☆

 

ネットワーク工程表

  • 作業の順序関係、開始時期及び終了時期を明確にしたもので、工程の変化に対応しやすい。
  • 工程における複雑な作業間の順序関係を視覚的に表現することができる☆☆
  • 各作業に対する先行作業、並列作業、後続作業の相互関係が把握しやすい☆
  • 作業間調整に伴う修正が容易。
  • 工程上のキーポイント、重点管理しなければならない作業、クリティカルパスが把握しやすい

 

ガントチャート工程表

出来高をパーセントで記入します。

×工事出来高の累積値を表現しているため、工事進捗度合が把握しやすい工程表である☆

 

タクト工程表

同種の作業を複数の工区や階で繰り返し実施する場合、作業の所要期間を一定にし、各作業班が工区を順々に移動しながら作業を行う手順を示した工程表

 

山積工程表

工程表により毎日の人員・機械などを表す工程表

×山積工程表は、同種の作業を複数の工区や階で繰り返し実施する場合、作業の所要期間を一定にし、各作業班が工区を順々に移動しながら作業を行う手順を示した工程表である。

 

山崩し

作業員や資機材等の投入量が一定量を超えないように工程を調整すること。

 

ポイント

各表がどんなものなのか、実際に見て確認しておくとイメージしやすい。

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