鉄筋コンクリート構造
〇構造耐力上主要な部分である柱の主筋の断面積の和は、コンクリートの断面積の0.8%以上とする。
×構造耐力上主要な部分である柱の主筋の断面積の和は、コンクリートの断面積の0.4%以上とする。
〇構造耐力上主要な部分である柱の帯筋比は、0.2%以上とする。
帯筋比:コンクリート柱の断面に対する帯筋量の割合
〇柱の最小径は、原則として、その構造耐力上主要な支点間の距離の1/15以上とする。
×柱の最小径は、原則として、その構造耐力上主要な支点間の距離の1/20以上とする。
厚さ
〇片持ちスラブの厚さは、原則として、持出し長さの1/10以上とする。
〇床スラブの厚さは、8cm以上で設計する。
〇耐力壁の厚さは、12cm以上で設計する。
〇梁主筋とコンクリートの許容付着応力度は、上端筋より下端筋の方が大きい。
〇スチフナーは、梁のウェブの座屈防止のために設けられる補強材
〇スプライスプレートは、ボルト接合の継手を構成するために、母材に添える。
×スチフナーは、ボルト接合の継手を構成するために、母材に添える。
×添え板(スプライスプレート)は、梁のウェブの座屈防止のために設ける補強材である。
コンクリート
〇水セメント比が大きいほど、コンクリートの圧縮強度は小さくなる。
×水セメント比が大きいほど、コンクリートの圧縮強度は大きくなる。
水セメント比=W/C
〇単位セメント量や細骨材率が大きくなると、フレッシュコンクリートの粘性は大きくなる。
片持ちスラブの厚さは、持出し長さの1/10以上とする。
コンクリートの長期の許容圧縮応力度は、設計基準強度の1/3とする。
木構造
木質材料
集成材とは、ひき板、小角材等をその繊維方向を互いにほぼ平行にして、厚さ、幅及び長さの方向に集成接着したものである。
直交集成板とは、ひき板又は小角材をその繊維方向を互いにほぼ平行にして幅方向に並べ又は接着したものを、主としてその繊維方向を互いにほぼ直角にして積層接着し、3層以上の構造を持たせたものである。
合板とは、切削した単板3枚以上を主としてその繊維方向を互いにほぼ直角にして接着したものである。
OSBボードとは、木材の小片を接着し板状に成形した一般材に、切削した単板を積層接着したものである。
×単板積層材とは、木材の小片を接着し板状に成形した一般材に、切削した単板を積層接着したものである。
単板積層材とは、単板を繊維方向を揃えて積層、接着した軸材料の木質材料である。
- 集成材 ⇒ 繊維方向を平行
- 単板積層材 ⇒ 繊維方向を平行
- 合板 ⇒ 繊維方向を直角
- 直交集成板 ⇒ 繊維方向を直角
- フローリングボード⇒1枚のひき板を基材とした単層フローリング
- フローリングブロック⇒1枚以上のひき板を基材とした複合フローリング
木造在来軸組構法
〇構造耐力上主要な部分である柱の有効細長比は、150以下とする。
〇引張力を負担する木材の筋かいは、厚さ1.5cm以上で幅9cm以上とする。
〇圧縮力を負担する木材の筋かいは、厚さ3.0cm以上で幅9cm以上とする。
〇3階建ての1階の構造耐力上主要な部分である柱の断面は、原則として、小径13.5cm以上とする。
〇筋かいを入れた構造耐力上必要な軸組の長さは、各階の床面積が同じ場合、1階の方が2階より大きな値となる。
×筋かいを入れた構造耐力上必要な軸組の長さは、各階の床面積が同じ場合、2階の方が1階より大きな値となる。
⇒ ’’筋かいを入れた構造耐力上必要な軸組みの長さ’’とは筋かいが入った耐力壁の事
基礎構造
基礎杭
×摩擦杭は、硬い地層に杭先端を貫入させ、主にその杭の先端抵抗力で建物を支持する。
先端抵抗力で支持させるのは、支持杭。
杭周面の摩擦力によって支持させるのが、摩擦杭。
参考テキスト(広告)
写真、イラストが多く、僕的には非常にわかりやすいオススメの一冊です。